DCTV処理

B.AIR社が開発したDCTV(Double-Specialy-Sound-Effects "Cryogenic Treatment" & "Vibration Treatment")処理は、2種類の特殊音響処理を組み合わせることで加工時の金属ストレスを取り除き、音質をグレードアップさせることができます。

楽器に使われている金属パーツは、大なり小なり加工時に熱や応力によるストレスを受け、そのストレスを持ったまま製品としての形状を保っています。DCTV処理はこのストレスを取り除くことで振動の伝達性、レスポンスが良くなります。倍音構造も明確になり、音にもメリハリが出るなど音質的な面で素晴らしい効果を発揮します。

<2種類の特殊音響処理について>
■DCT(デュアル・クライオ・トリートメント)処理
完成したマウスピースに極低温処理(-196℃)を施すことでマウスピースを構成する金属分子の並びが均一になり、加工の際に生じた歪みなどのストレスが取り除かれます。処理により、マウスピース内部での音速(音の振動が素材の中を進む速さ)が増し、その結果レスポンスが良くなりイメージする音が素早く出せるようになります。また同時にノイズ成分が減ることで、倍音構造が明確になって楽器の音にメリハリが出ます。 ※DCT(デュアル・クライオ・トリートメント)処理は、楽器やオーディオアクセサリーなどに用いられる一般的なクライオ処理とは異なり、不活性ガス(-84℃)で物質を冷却する「サブゼロ処理」と超低温液体(-196℃)で物質を冷却する「クライオジェニック処理」を徹底した温度と時間の管理のもと二段階で行うことにより、原子レベルで部材をより完璧なストレスフリー状態に近づける再配列処理です。

■特殊エージング処理
楽器は演奏することで徐々に初期の硬さが取れ、馴染みが出ます。DCTV処理は出荷前に特殊な振動処理を行い、馴染みを出すことで購入直後から耳当たりの良い音質が得られます。

 下記の商品リスト以外の製品につきましてもDCTV加工は承っておりますのでご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

※誠に申し訳ございませんが、現在、納期に非常にお時間が掛かっており、これからのご依頼分は納期未定となっております。

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